トラさん～僕が猫になったワケ～

無事の映画公開、おめでとうございます！
本日早速観てきました！お昼の時間帯でしたが、お客さんもチラホラ。ガラーンとした感じではなかったです。多分。

千ちゃんが昨日言ってた通り、私も３回泣きました。ハンカチちゃんと持っていて良かったです。

では、映画の感想を。まだ観ていない方は観ないで下さいね。

上映時間が９１分だったので、さくっと観れる映画でした。
ダメ父親で、ダメ旦那、売れない漫画家でゆるーくそしてちょっと人生やけくそになっているように見える主人公、寿々男。北山さんのチャラーイ感じにピッタリマッチしていて、ナイス配役だなぁと思いました。
ダメな主人公を支える妻と、こんな父親嫌だと言いながらも将来漫画家になりたくて、父親と一緒に絵を描く娘。
短い時間の中で、仲良し３人家族だなぁとほっこりします。

猫スーツを着てからは、浮かないかなぁと思ってましたけど、最初に猫の世界がちゃんと猫スーツを着た人達で表現されていたことで、自然に受け止めることが出来ました。

小学生がSNSかぁと思ったり、寿々男が猫になっても成長しないなぁとイラッとしたりしましたが、多部さんの涙が映画の世界を一変させました。

奈津子が実優に対して、寿々男が死んでしまってから初めて見せた涙。そのシーンで私も泣けましたし、死んでからも変わらなかった寿々男の目を覚まさせました。

奥さん役が多部未華子で本当に良かったなぁ。
北山さんと多部さんの二人だけのシーンは３つだけ。(多分)でも二人で漫画描いてるシーンと笑い合うシーンが本当に良かったです。

結果、終盤の盛り上がりが素晴らしく３回も泣いてしまいました。

この映画は北山さんが主演じゃなかったら、絶対観ていなかったです。トラさんを通じて、日常を大切にしないといけないなと改めて思いました。
トラさんはファンタジーの世界だから、猫の姿でもやりきれた。現実はそうはいかないので、今ある日常＝幸せを大切にする。そんなことを教えてくれた映画でした。

正直、コアな映画ファンには物足りないかもしれないですけど、キスマイファンだったら、観て損はない映画です。
何かのテレビ番組では、夫婦で毎週映画を観ることが夫婦仲良しの秘訣だと言ってました。時間的にもさくっと観れるので、家族にオススメして欲しい映画だなと思いました。

それにしても、やっぱり北山さんは役者をもっとやるべきです。合ってると思います。父親役も違和感なしです。
また、役者北山宏光に会いたいです。

あ、あとエンディングの「君を大好きだ」素敵でした。映画の後だと余計染み入る歌です。もちろんフルで流れるので、千ちゃんの声も聴けて幸せでした！